かんな

東源次鉋(あつまげんじかんな)寸8 70ミリ

木を削る道具で、仕上げのみならず、多くの加工に使います。

用途によって、さまざまな形、大きさのものがあります。

構造はシンプルですが、非常によく考え込まれ
木を加工してきた人々の叡智がつまった道具です。

数ある木工の道具のなかで、私が一番好きな道具です。

かんなは難しい?

よく、かんなは素人には扱えないという声を耳にします。

アマチュアの人の中には、それを真に受け
かんなを敬遠している人もいるのではないでしょうか。

確かに非常に奥の深い道具であり、そのポテンシャルを引き出すには
5年、10年といった単位の修練が必要です。

しかし、これほどシンプルに作りこまれた優れた道具が、
「素人に扱えない」ような気難しいものとは私には思えません。

かんながないと出来ない加工、作れない物は多く
かんなの代わりが出来る道具は他にありません。

かんなを使うと、作る物の幅がひろがり、作った物も見違えるほどグレードアップします。

また、使っているうちに、かんなの面白さ
奥深さがだんだんわかってくると思います。

かんなのことが分かってくると、他の道具のこともわかってきます。

初めての方でも「難しそうだから」と尻込みすることなく、かんなを使って見ましょう。

初めてでもかんなは使えます。

・かんなが難しいとされる理由に

@かんなの刃の砥ぎ

Aかんな台の調整

B刃の出し加減の調整

があるかと思います。

・@については、替刃式のかんなを使えば、自分で刃を研ぐ必要はありません。

今では替刃かんなにもいいものが多く、大工さんやプロの職人さんでも刃を研ぐ時間の節約のため、替刃かんなを使っている人がたくさんいます。

・かんなの種類、選び方のポイントについては、「かんなの選び方」を参考になさってください。

・Aについて、かんな台は木でできているため、自然と膨張や収縮があり
また使ううちに材料に当たる下端面(したばめん)が磨り減ったりするので
この下端面を調整する必要があります。

買ってきたばかりで、「すぐ使い」と書かれているかんなでも、下端面の調整は必要です。

これは、自分の手元に届くまでの間にも、木は膨張、収縮するためと、
使う人によって、調整(仕込み)の仕方が違うためです。

買った人が、自分の使い方にあわせて、カスタマイズするのです。

買ってきたばかりなのに、すぐには使えない
仕込みが必要な点、もかんなが敬遠される理由かもしれません。

かんな台の調整のページに、私がプロの職人さんから教わった、
初めてでも簡単にできる台の調整方法
を紹介しています。
参考になさってください、ほんと、簡単です。

・Bの刃の出し加減の調整は、私も初めは難しいと感じました。

刃を少ししか出さないでいると材が全然削れない。
刃をたくさん出すと、抵抗が大きく、削るよりも材の表面にかんな刃の傷をつけるだけでした。

これは今思うと、かんな台の調整が出来ていなかったのが原因です。

いくら刃の出し加減を微妙に調整しても
台の調整ができていないと意味がないのです。

逆に、台の調整ができていれば、刃の出し加減の調整は難しいものではありません。

刃の出し加減についての詳細は、かんなの使い方を参考になさってください。





かんな

・使い方
・台の調整
・選び方

のこぎり
・使い方

のみ
・使い方

金づち

その他の
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木工格言(古今の格言から、管理人が勝手に作ったものまで)

かんなは非常に良く出来た冶具である。