一台で、電動ドライバー、レシプロソーなどを兼ねる手持ちの機械や
テーブルソー、ルーターテーブルなどを兼ねる機械を万能機と呼びます。

結論から言うと、万能機は使えないと思います。

万能機のメリット

@一台で数種類の機械分の働きをするので何個も機械を購入するより、安上がりである。

A大型の機械を何台も置かなくて済むので狭い作業場に有効である。

デメリット

@一つの物を作るのに、テーブルソーでの加工を全て終えて
ルーター加工に移るといった具合に整然と進められると良いのですが

同じ物をいくつも作ることの少ないアマチュアの場合、こうはいきません。

いくつもの道具を使い分けながら加工を進めていく場合がほとんどです。

その度に道具のセットを変えるのは非常に面倒です。

「わずか数十秒で、機械の切り替えが可能」とうたっている製品もありますが
機械の作動確認、寸法などのセットの時間を考えると
「数十秒」で出来るわけはありません。

私は、使う頻度の高い電動ドライバーは
その都度ビットを交換していては作業効率が悪いため
大小サイズの異なる+のビットを付けた物を2台使い分けています。

A面倒、効率が悪いというだけならまだ良いのですが問題は

一度セットを変えてしまうと、同じ加工ができなくなる。

ことにあります。同じような加工寸法にセットし直すことは出来ますが
正確に同じにはセットできません。

仮にできたとしても労力、時間、がかかります。

墨付けの際、一度寸法を決めた毛ひきは作品が出来上がるまでそのままにしておく

のと同じ理由です。

私はトリマーを3台持っていますが、1台は面取り専用にしています。

面取りのビットの高さを変えてしまうと、面の形が変わってしまい
組み立てた時に面がずれてしまうためです。

一度に全ての面取りを終わらせれば問題ありませんが
大抵、面取り加工を忘れた材が後から出てきます。

すでに加工してある面に刃物をあわせてセットし直す方法もありますが

機械や材を押さえる微妙な力の変化でも寸法は変わってしまいます。

以上の理由から
万能機を購入しても結局、電動ドライバーとしてしか、テーブルソーとしてしか
使ってない人が多いのではないでしょうか・・

トリトン ワークセンター

・万能機の代表で使用されている方も多いかと思います。

万能機はお勧めしません、が万能機をけなしてばかりでも心苦しいので
この製品の良いところも紹介しておきたいと思います。

・便利そうで安い道具に目が無く、作業場が狭い私が
トリトンのワークセンターに注目しないはずがありません。

丸のこ盤(テーブルソー)を購入する際
トリトンのワークセンターも考えました。

1000円で資料をとりよせ、木工雑誌のレビューを読み
ホームセンターに展示されている物をいじくり、本気で購入を検討したことがあります。

結果、購入は見合わせましたが理由は
ルーター加工台(自作)や手押しかんな盤などすでに持っていたためと
デルタ社のテーブルソーにほれ込んでしまったためです。

・お勧めはしません、しませんがトリトンのワークセンターは
テーブルソーとしてだけ見ても
定規の精度は同じ価格帯の他の製品とくらべても高いレベルにあります。

またオプションに非常に使いやすそうな物がそろっています。

使う人のことを良く考えているのが伝わってきます。
こうしたオプションは他メーカーも参考にしてもらいたいくらいです。

triton(トリトン) ウッドワークシステムワークセンター2000 ・オプションにどんな物があるか眺めるだけでも
楽しくなってきます。
欧米の道具らしく、合理的な面が多くあります。
triton(トリトン) ウッドワークシステムワークセンター2000

手持ちの万能機械

手持ちの電動工具で万能機もありますが
これについては取り上げるほどの物はありません。


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