ドラムサンダー

ドラムサンダーは回転ドラムに巻き付けたサンドペーパーにより
材料表面をサンティングする機械で

幅広の面も一度に研磨できます。左の機械の場合研磨面が約400ミリ
片側サイドがオープンのため、部材をひっくり返せば400×400で

理論的には800ミリの幅の材の研磨、厚さ決めができることになります。
たとえば幅600ミリにはいだ板を、テーブルの天板などに使う場合も

この機械があれば、厚み決め、表面の研磨が出来てしまうのです。
通常の自動カンナ盤では、幅600ミリの切削は出来ませんし(機械に入らない・・)

手押しカンナ盤でも自動カンナ盤でもそうですが
回転する刃物で部材を切削しているため、表面は滑らかに見えても

実際には刃物で削った後が残っていて、塗装をするとこの後がくっきり浮かび上がってきます。
手押しや自動カンナ盤をかけた後、この削りキズ(
ナイフマーク)を落とす為

手カンナやペーパーをかける必要があるのですが
ドラムサンダーを使えば、もちろんその必要はありません。

 お断り

・はじめにお断りしなければなりませんが、管理人はドラムサンダーは持ってません。
欲しくてたまらない機械ですが、値段と置き場所の問題がクリアできません・・

* 2008年4月 ついにドラムサンダー購入いたしました!
このページは、機械を買う前にいろいろ考えた経緯として残しておきます。


置くだけなら何とかなりますが、機械を使うには前後に材をとりまわすスペースが不可欠でして
これが今の工房ではどうにもなりません。

使ったことがない道具についてうんぬんするのは違うのですが
このドラムサンダーは随分と便利そうな機械で、どうしてもこのサイトで取り上げてみたくなってしまいました。

使ったことがないので、憶測で述べている部分も多いと思います。
そうじゃないよといったご意見を頂けたらと参考にさせていただきたいと思ってます。

ドラムサンダーと同じような働きをする機械で
ワイドベルトサンダーという機械があり、この機械は仕事で何度か使ったことがあります。

職場にあるワイドベルトサンダーは業務用で一台○百万円もする高価な物ですが
原理と言うか、使い方についてはドラムサンダーと共通する点は多いはずですので

ワイドベルトサンダーを使った経験から、ドラムサンダーについて考えてみたいと思います。


 自動カンナ盤に比べて有利な点

@先にも述べましたが、自動カンナ盤に入らないような幅広の材の加工が出来ること
ナイフマークが残らないこと

A加工中の音が比較的静か→というか、自動カンナ盤はうるさすぎるので

B刃物が回転しない為、比較的安全

C刃物の交換、刃高調整の必要がない

D小物や薄い材の仕上げが出来る→自動カンナ盤の場合、長さ300ミリより短い材は送れません
(機種により異なりますが)

E組み立てた物の研磨が可能→高さ76ミリまで研磨可能のため、木枠などを組んだ時にできる段差(目違い)
をサッと平面に仕上げることが出来る。

F0・1ミリ単位で部材の厚さを決めることが出来る

G逆目を気にする必要がない

H木口面の研磨が可能

などなど、この機械を使えば、これまで難しかった加工をいとも簡単、正確に
行うことができるはずで、大型の家具などを作るにはぜひとも欲しい機械です。

 使い方について

・使ったことがない人間が使い方について述べるのは奇妙なことですが・・・
ワイドベルトサンダーを使っていて感じることも含めて

上にあげたB、Dについて、ドラムサンダーも送ることが出来る材は大体500ミリ以上と
スペックにあります。これ以下の材はローラーが働かないため送ることが出来ません。

短い材を送る場合は合板などでジグを作り、それに乗せて材を送ることになります。
ジグしだいで例えば長さが10o以下の物の研磨も(ワイドベルトサンダーでは)可能です。

Bで比較的安全と述べましたが、回転するドラムはちょうどピッチングマシンのようなものでして
材が短かったり、ジグの作りが甘かったりするとローラーに食わなかった材が

加工する人間の方へ高速で飛んでくるため、手放しで安全というわけにはいきません

・0・1ミリ単位で厚さが決められるのは非常に便利で
メーカーのスペックにも一度に、0.1−1ミリまで研磨できるとあります。

しかし実際にワイドベルトサンダーを使っていて、柔らかい材なら80番くらいの荒めの番手で
一度に0・5oくらい削ることはありますが

通常は0・3ミリが限度だと思っています。これ以上研磨しようとすると
機械にかかる負荷が大きすぎてしまいますし、ペーパーが焦げたりしてうまくないのです。

0・3ミリ以下でも節など硬い部分に当たったペーパーが焦げてしまい
焦げの後が材に筋のようについてしまうこともあります。

厚み決めが出切るのは確かですが、自動カンナ盤のように一度に2−3ミリも削ることはとても不可能で
3ミリ削ろうと思ったら、0.3ミリずつ、10回にわけて機械を通す必要があります。

これはかったるいですし、ペーパーの交換も頻繁に行うようになってしまいます。
ですから、おおまかな厚さ決めは自動カンナで行い

ナイフマークをとりながらの最終的な、微妙な厚さ決めにドラムサンダーを使うべきだと思います。

・カンナのように逆目に神経質になることはありませんが
ワイドベルトサンダーでも、逆目方向に研磨すると目のきつい所ではきれいに仕上がりません。

木によっては、やはり順目方向に送るほうが良いと思います。

 欲しい欲しいドラムサンダー

・ドラムサンダーが欲しいあまり、ドラムサンダーについて思うことを書き連ねてきました。
本気で購入を考えているのですが、気になる点について

ページ上の機械はアメリカ、ジェット社製のものですが、これ以外にもデルタ社やKERV社からも
販売されていて、価格や性能は大体同じです(細部の比較はまだしていません)

まず気になる価格ですが、上の機種くらいの性能で大体18万円くらいです。
上の機種は最大400o幅まで研磨できますが

この下の機種になると最大幅が250oほど、その分価格も9万円ほどとなっています。
趣味の道具に18万円はとてもとても・・・ですが

ドラムサンダーの大きな利点である、幅広面の研磨を考えると
ここを妥協してしまうとドラムサンダーを手に入れた意味がなくなりそうです。

この手の機械では0.1o単位の精度が命になってきます。
18万円というのは高いようですが、逆に安い機械では精度が期待できません。

精度が出ないドラムサンダーでは使い道がないように思われ
この価格も仕方ないところかなという気がしています。

・業務用のワイドベルトサンダーでは、ペーパーが材に当たる部分にエアで圧をかけ
材に密着する機構がとられていますが、この点、この価格帯の機械で使い勝手に問題はないのでしょうか?

・ローラーの送り具合や、研磨面の両サイドで比べた時の精度なども気になるところです。

・ドラムサンダーを使う場合、集塵機へ連結することは不可欠ですが
その分の費用も考えるとサラリーマンには・・・・

・蛇足ですが、こんな機械もあります。
ドラムサンダーが自動カンナ盤に例えられるとすると

これは手押しカンナ盤のサンディング版といったところです。
ローラーで材を送るドラムサンダーにくらべ

盤上の材を手で押さえて送る仕組みになっていて
ドラムサンダーではやりにくい加工も出来そうです。

見ているとこの機械も欲しくなりますが
いいかげんにしないと家庭崩壊の危機が訪れそうで、自重することにします。



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