インスタント サイクロン集塵機

 はじめに

・サイクロン集塵システムをきちんと作りたい方は
下のサイトを参考にされると良いと思います。

Mokkin →集塵の概念、理論について詳しく解説されています。
思いたったらDIY →実際の製作の様子が良くわかります。

・上のお二人は試行錯誤、工夫を重ねられ
素晴らしい集塵システムを作り上げています。

他にもサイクロンを自作されている方はたくさんいるようですし
それぞれ工夫された様子はネットで見ることが出来ます。

・管理人は以前からサイクロン集塵に興味はありましたが
先人たちを超えられるようなアイデアもないし

集塵は理論的にも、実際にも非常に難しい分野ですので
なんとなく後回しにしてきました。

・ここで紹介するサイクロン集塵機は非常にいいかげんな物で
サイクロンと呼ぶのも恥かしい代物ですが・・・

 コンセプト

@ お金と手間をかけない
A 頭をつかわずに作れる物
B 分配したり、ややこしいことはしない
C 実用に足りれば良しとする

・先人たちが素晴らしい仕事をしていて
どうせそれらを超えられないからと、もう一つモチベーションがあがりません。

 材料

@ バケツ 直径が30センチくらいの物を使いましたが
        もっと小さくても良いと思います。出来るだけ丈夫な物を
A 塩ビパイプ 手持ちの掃除機のホースにあわせて40を使用
B ペール缶
C 合板 近所の建築現場から拾ってきた物
D 掃除機 5年くらい使っているリョービ製

・あとは適当な接着剤、ガムテープなど
どれもその辺にあるものを使用したので費用は0円でした。

 作り方(わざわざ解説するほどのものでも・・)

@ バケツの底を切り抜き、吸入口の楕円穴をあけます。
   ドリルで小さな穴をあけ、あとはカッターナイフでさくさく切ります。

A バケツのふたに内筒の穴をあけ、内筒(掃除機のパイプ)をつっこんで
   穴の周囲を接着剤で固めます。

B 吸入口に塩ビパイプをさしこんで接着
  補強の為、針金で固定しています。

C ペール缶にあわせて、ルーターで合板に溝を掘ります。
  溝の深さは5oくらいにしました。

D バケツの底の大きさにあわせて、ジグソーかルーターで合板をまるく切り抜きます。
  
E 各パーツを組み上げたら出来上がり

・技術的に難しいところと言えば、合板の溝、円の切り抜きくらいでしょうか
ただ多少いいかげんでも掃除機で吸い上げれば各パーツがピタッと吸い付くので

それほどシビアに考えなくても良いと思います。
接着剤が乾く時間以外、作業時間は20分ほどで出来てしまいます。 

  
 使い勝手

・電源を入れるとバケツのふたが内側に吸われて、ボコッといいますが
特に問題はないようです。

・静電気が気になるところですが、これは冬場にならないとわかりません(今、8月です)

・肝心の風量ですが、掃除機単体の時にくらべ風量は当然落ちますが
分配などをしてないためか実用的には充分です(いいかげんな表現ですが)

・掃除機単体でも自動かんな、テーブルソーなどの集塵は充分に出来ていなくて
これは掃除機の能力の問題もありますが木工機械の集塵ポートの方にも原因があるので

サイクロンにしたから特に集塵効率が落ちたとは感じてません。

・掃除機単体で使っていた時はフィルターがすぐに一杯になったり
木屑がホースの中で詰まったりして、風量が一定していませんでした。

サイクロンにしてからは常に一定の風量が得られるので
長い時間使う場合は、かえって集塵効率は上がっていると思います。

・分離の方もきちんと検証もしてませんが
本体の方にはほとんど木屑がたまらないので

大体分離出来てるんじゃないかな、とこれまたいいかげんですね。

・内筒に掃除機のパイプを使ってるので、バケツのフタをあければ
普通の掃除機としても使えます。

・各パーツが軽いし、きちんと組んでないのでパーツをはずしてのゴミ捨てもらくちんです。

・もっと丈夫な材料で精密に組み立てたり
掃除機とサイクロンの距離を短くして圧力損失を防いだりすれば

もっと効率は上がると思いますが、とりあえず管理人の工房では
これくらいでまずまず良しと言ったところでしょうか。

・サイクロン集塵はこのくらいにして
上でも述べましたが、機械の集塵ポートの改良の方が先のような気がします。

また、微細な粉塵対策も考えなくてはいけないようで
健康が気になる40代、丈夫な体あっての木工です。

・今回、集塵についていろいろ勉強してみましたが
非常に奥が深くて難しい分野だなと、改めて思いました。

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