接着の強さ

同じ接着剤を使っても
条件により、その接着強度は大きく変わります。

接着条件

@ 木材の種類

  比重が大きい木ほど接着力は強くなります。

  一般的に、広葉樹の方が針葉樹にくらべ比重が大きいため
  接着剤がよく効きます。

  広葉樹の中でも、導管が多い木は
  導管から接着剤を吸収するためか、効きが悪くなります。

A 含水率

  木に含まれる水分の割合を含水率といいます。
  木が切り倒された直後が、一番多くの水分を含んでいて

  少しずつ乾燥しながら、周囲の温度や湿度に応じた含水率になります。

  含水率はその土地や季節、木の種類によって異なりますが
  日本での標準的な含水率は15パーセントくらいとされています。

  含水率は専用の機器を使い測ります。取り扱いも簡単で、さほど高価な機器でもありません  が、アマチュアにはまず必要ないでしょう。 

 乾燥が不十分な木は、加工している途中でどんどん乾燥していき
 収縮による反りが激しく現れます。

 とても加工にはなりません。

 普通に売られている木は人工的に乾燥され含水率を調整されていますが
 中には乾燥が不十分な木を売っている材木屋さんもあります。

 木の表面を触ってみて、じっとりと冷たい感触があったら
 乾燥が不十分な可能性があります。

 個人で含水率計を持つ必要はありませんが、木を購入する際には注意が必要です。
 わからなければ、その店の人に尋ねましょう
 含水率の標準は15パーセントですが、家具などに使う材は12パーセントくらいです。

 接着力が一番強くなるのは
 含水率10パーセント前後です

 乾燥しすぎていても、また不十分でも接着剤の効きは悪くなります。

B 木の表面

 表面が凸凹していると接着剤の効きは悪くなります。

 また材面による接着強度の違いは以下のようになります。

・木口と木口

 最も効きが悪くなります
 接着剤だけで接合するのは無理だと思った方がいいでしょう。

 木口が接着剤を吸収しないよう、接着剤の中に小麦粉などを混ぜる方法もありますが
 それでも充分な強度は得られません。

・木口と木端

 木口どうしよりはましですが
 やはり充分な強度は得られません。
 ホゾやだぼなどの接合方法を考える必要があります。

・木端と木端

 強力な接着が可能です。
 特にまさ目どうしが最も接着力が強くなります。

 木端どうしで接着された物はまずはがれることはありません。








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木口同士は接着できない、木端同士ははがれない。