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・木材は伐採された時期によって耐久性が異なり
一般的には木の活動が止まる、秋から冬にかけて伐採された木が良いとされています。
これに加え、ここ数年「冬の下弦の月から新月に伐採された木」が
虫くいや腐朽が少なく暴れも少ないことが注目されています。
新月伐採を広く世間に紹介したのが左のエルヴィン トーマで
非常に面白い本です。
特に、新たに住宅を建てようとされている方には
ぜひ一読されることをおすすめします。
オーストラリアの営林局では新月伐採された木に証明書を発行しているそうですし
日本でも新月伐採の動きは各地で行われています。
真冬の新月の夜に伐採され正しく乾燥させた木材は
防腐のための薬品を使用しなくて済むので
近年問題になっている「シックハウス症候群」対策としても有効といわれています。
・新月伐採の有効性については未解明の部分が多いのですが
普通に伐採された木に比べ、樹内のデンプンが少ないことがわかっています。 |
・新月伐採の考え方は古来からあったようですが
科学的根拠がつけらず、いつのまにか重要視はされずにきたようです。
木材の加工を人類がいつから始めていたのか正確なことはわかりません。
(なにしろ木は腐るため遺跡として残りにくいのです)
しかし相当古いであろう事は確かで
その経験の中から様々な知識や技術が生まれ、蓄積されてきました。
これを現代の科学で説明しようとしても
どうにも説明しきれないということが木工の世界では多くあります。
たとえば木工用接着剤の性能は年々良くなっていますが
木と木がどうして接着されるかの原理についても解明されていないようで
これが正しいと言える説を少なくとも私は知りません。
・木工用接着剤の中で一般的な酢酸ビニルエマルジョン系は
使い勝手も良く、接着力も強力ですが
これで接着した物が100年後どうなっているのかはわかりません。
・古くから使われてきた接着剤、 にかわ(グルー)
については、100年単位での強度が実証されているため
長い年月使われるバイオリンなどの楽器には今だに、にかわが使われています。
・新月伐採の木についても本当にその有効性が実証されるには
100年は待たなくてはなりません。
・月の影響で潮の満ち干きがあることは常識ですし
海釣りをされる方なら、満月の夜にゴカイやプランクトンが大量発生する
いわゆる「バチぬけ」についてもご存知だと思います。
・木に限らず、人間も含めた全ての生き物は月の影響をうけていて
森から海にいたるまで、何か見えない糸で結ばれているような気がします。
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