木工をしていると色々な単位がでてきます。

代表的なものだけでも
ミリ、インチ、尺と3種類もありややこしいものです。

それぞれの単位に慣れた人なら、「3尺(910ミリ)」と聞いただけで
それがどのくらいの大きさなのか理解できるのでしょうが

私はいちいち頭の中でミリに換算しています。

面倒なので全てメートル法で統一してくれると良いのですが・・

ミリ、センチ、メートル

・最も良く使われている単位です。

木工の場合、設計や製作の段階ではほとんどミリを用い
センチやメートルはほとんど出てきません。

ですから職人さんが「幅は450」と言ったらそれは450ミリ、45センチを指します。

・業界内ではミリで統一で良いのですが

一般の方に「高さが600ミリ」と言ってもピンと来ない方がほとんどなため

家具の大きさなどを説明するときはセンチを使います。

インチ

・これがややこしくて私は苦手な単位です。

・2×4(ツーバイフォー)は見た通り、厚さが2インチ(約38ミリ)
幅が4インチ(約89ミリ)をあらわします。

・正確には1インチは25.4ミリで、2インチ=38ミリにはならないのですが

これは製材や運搬中の乾燥やかんなをかける分
ひとまわり小さいサイズになっているようです。

・2×4材はほとんどが北米から輸入されています。

そのため単位もあちらにあわせているようです。

・2×4材に限らず、木材はほとんど輸入でまかなわれていて
国産の良材は非常に貴重なものとなっています。

材木屋さんに木材の注文を出す際にはフィートに換算しています。

・日本に古くからある単位ですが木工の現場では
今でも使われています。

・尺、寸、分などの単位で道具の大きさを表す際によく使われるようで
「寸八(70o)のかんな」といった言い方をします。

・何でも尺という単位は日本人の体の大きさに良く対応した
優れた単位だと聞いたことがありますが

具体的に何がどう優れているのか
聞いたのですが忘れてしまいました。

忘れるくらいなのでたいした事ではなかったのかもしれません。

日本人の体格は年々良くなっていることを考えると
いつまでも尺ではないのではと思ってしまいます。

・ホームセンターなどで木材をみてもらうと分かりますが
大体が長さ910ミリ、1820ミリで売られています。

これはそれぞれ、3尺(1尺=約33センチ×3)、6尺から来ています。

・ホームセンターなどで購入できる木材は
2×4材以外、尺ごとにサイズがそろえられています。

ですから例えば食器棚を作りたいと思ったとき

高さを1850ミリと設計してしまうと、6尺の材では間に合いません。

その上のサイズ、7尺の材があればよいのですが

6尺(1820ミリ)の上はほとんどのホームセンターでは
3600ミリのサイズになってしまい、かなりのむだが出てしまいます。

設計の段階からこういった単位を意識する必要があります。

我が家では、大体妻が「こんな家具を作って」と依頼してきますが

ラフスケッチのサイズを見ると、「1メートル」などと平気で書かれています。

1メートルだと3尺の材では無駄が出てしまうことを説明し
仕様を変更してもらっています。

・材木屋さんに注文する際はフィート、と上に書きましたが
合板など板材については尺で注文を出します。

ほとんどが3尺×6尺(サブロク)ですが
材木屋さんからの納品伝票には910×1820と書かれていたり

非常にややこしくなっています。

度量衡を統一した秦の始皇帝は偉大だと思います。


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職人間の単位のやりとりはスワヒリ語より難解