木工は適当でいいんです

といいますか適当な方がいいと思います。
設計図通り、寸分たがわぬ墨線をけがけたとしても

木は加工中にも収縮し、形が変わっていくものです。
完璧な加工というものは木工では存在しないのです。

墨付け

・墨付けの際も、設計図の寸法などあてになりません
実際に加工する材から寸法をひろっていく

現物合わせが基本です。

・金属加工などでは、100分の1ミリから1000分の1ミリ単位の精度が
求められることもあるようですが

木工ではせいぜいが10分の1ミリ単位で、それ以下の単位は
必要とされません。

100分の1ミリなんて、乾燥している日には木が収縮
湿度の高い日には膨張し、その日の天気で簡単に変わってしまいます。

逃げ

・加工中に寸法が変わってしまうのは木工の宿命で

それに対処するため、加工にあたっては様々な「逃げ」を用意しておきます。

・木がどう動いても、何とかなるよう初めから遊びをもたせておく訳で
上手な職人さんほど先を見越して周到に「逃げ」ています。

何度か木を加工していると、木が動くことは自然とわかってくるので
どれくらい動くかを大体見越して、加工を進めていきます。

アマチュアほど、精度にこだわるあまり木の動きを考えない
結果、出来上がった物の精度が出ていないことが多いように感じます。


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木の動きに合わせて柔軟に考えることが大事、100分の1ミリの精度なんて机上の空論。