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■動き方の方向
・前のページで木表と木裏の動き方が違い
それによって反りが生じる事を述べましたが
木はその方向によっても動き方が変わってきます。
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・一本の木から図のようなブロックをとったとして
矢印 1 が繊維の軸方向
矢印 2 が接線方向
矢印 3 が放射方向
となります。 |
・1,2,3、の各方向の収縮率、膨潤率の割合は一般的に
1:20:10となります。
上の図の木が乾燥し
1、軸方向に1mm収縮した時
2、接線方向では20o
3、放射方向では10o収縮します。
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・そのため左の図のような材を加工する際
1の軸方向はほとんど動きません
3の放射方向も動いたとしても、この程度の厚さなら
大した動きにはなりません。
2の接線方向では大きく動きます
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どれくらい動くかは樹種や材の大きさによって
異なりますが、材が大きいほど動く量も多くなります。
ついでに、上の図で言うと手前が木表になってるため
矢印 4 のように図で材の上と下になっている方が
手前がわに反ってきます。
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・左の図のように材を組んだとします。
1と2の材は動く方向が接線方向で
矢印方向に同じ動きをするため問題ありません。
2と3の組み合わせは、動きの方向が違います。
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2の材が矢印方向に 20mm動いた時
3の材は 1mmしか動きません。
結果、大きく動きたい 2の材に無理が生じ
割れなどの原因になります。
木を組む際は、こうした方向性の違いに注意する必要があります。
・小さな材なら動く量も少ないのですが
机やテーブルの天板くらいの幅になると大きく動きます。
方向性を無視した組み方をするとせっかくの天板にやがて割れが生じてきます。
かといって角材で組んだ脚部に天板をのせる場合(ほとんどの机、テーブルがこうした作りです)方向性が違ってきます。
角材が軸方向(ほとんど動かない)
天板が接線方向(動きが大きい)
の組み合わせになってしまいます。
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こうした場合は左のような
「吸い付き蟻桟」(すいつきありさん)という加工をします。
角材のレールの上で天板が動く事ができるため
割れを防ぐ事ができます。
また、天板の反りを防ぐ効果もあります。 |
難しい加工のように見えますが
トリマーやルーターの あり溝ビット
を使えば簡単(でもありませんが・・)に出来ます。
天板の動きを殺さない金具(「こま」と言うそうです)もあるそうですが
私は使ったことがありません。
天板はほとんど、吸い付き蟻桟で組んでいます。
金具はなんとなく使いたくないためと、何個も金具を使うと、費用もけっこうばかになりません。
あり溝ビットは一つ買えば済むので安上がりです(せこい話ですが・・)
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